冬になる前にご注意を。
近年は、異常気象で積雪が20センチ以上の時があるに関わらず、愛知県では屋根に雪止めが付いていないお宅がほとんどです。
更に、降る雪は多雪地域のところとは違い、水分が多く重いので、屋根・樋への負担は相当なものです
雨樋・屋根・車庫などの変形・破損、または軒下に駐車した車への落雪被害など、場合によっては近隣のお客様に迷惑をかけることもございます。
実際に弊社のお客様のところで賃貸アパートの軒下に駐車してあった住人様の車のボンネットに雪が落ちて破損、対応できる保険に入っていなかったため、オーナー様が実費で何十万も弁償したという例もございました。
雪止め金具は陶器瓦・セメント瓦・カラーベスト・板金屋根・各種成型の屋根材などほとんどの屋根に新築時だけではなく後付けでも取り付けが可能です。
ご相談はこちらをクリック↓
何度工事をしても
こんにちは、山口です。
今回はシーリングが原因の雨漏り事例についてお話ししたいと思います。
他社さんで新築をした後、20年ぐらいの間に
屋根や外壁などをカバー工法で改修したり、
塗装をしたりと何千万もの改修費用がかかったというお客様のお話です。
そこの建物は屋根がR(アーチ)型をしています。
新築時は横葺きの板金が貼ってあり その頃から雨漏りをしていたそうです。
その時点で雨漏りしていることからも
新築時の施工業者のミスだったということがわかります。
その新築を建てられた会社は倒産してしまっていたので、
このお客様は、別の会社でカバー工法で屋根の改修工事をしてもらいました。
しかしまた数年で雨漏りが再発しました。
またその施工会社が工事したみたいですが、雨漏りが止まらず、
更に別の施工会社が工事をしました。
カバー工法で施工してあるので、屋根が二段貼ってあります。
その横葺きのジョイント部にテープやシーリングをし、
その上に塗装してありましたが、またまた止まらなかったようで、
今回弊社で契約して頂き、着工しました。
その時、「雨漏りは100%止まりますか?」
とお客様に聞かれましたが
「100%止めてみせます。ご安心ください」とお答えしました。
既設の屋根をめくってみると、
屋根の下に雨水が入っているのに、
テープやシーリングで出口に蓋をしてしまっているので、
入ってしまった雨水の出口がなく、
溜まってくるとそれが室内に雨漏りしてしまったということです。
シーリングや塗装では雨漏りは止まりません。
今回の事例のようなことがないようにしたいですね。
雨漏りしてお困りの方は、
しっかりと業者を選択することが一番大切だということです。
お困りの方は私山口までどうぞ。
ご相談はこちらをクリック↓
谷樋からのオーバーフロー
こんにちは、山口です。
こういった大量の雨の時だけ、
すごい量の雨水が室内に漏るという相談が最近たくさん入ります。
その場合、現地にて調査してみると、
谷樋・箱樋が室内の天井の上に取付けしてあるという場合が多いです。
数十年前と近年では雨の量が全く違います。
谷樋・箱樋による雨漏りの場合は、短時間で集中的に降る雨が、
雨樋の排水能力を超えてしまう為、
排水しきれずにたまってしまい溢れてくる場合が多いです。
新築時に下地の高さ、
幅的にも最大の寸法での樋が加工して入ってはいると思いますが、
近年の想定外の雨量には対応しきれない為、
谷樋、箱樋からのオーバーフローが起こります。
簡単な改修や修理では雨漏りが改善されない場合がほとんどです。
落とし口を増設するなど対応策はございますが、
室内の天井も解体して、外壁も工事しないと出来ません。
この夏に雨漏りしてしまった方々で、この谷樋・箱樋から、
オーバーフローで漏ってしまった場合は、
これからの冬型の気候で雨も少なくなるるこの時期に、
来シーズンに向けて早めの改修、修理をおすすめします。
何かお困りでしたら雨漏り修理の専門家までどうぞ。
ご相談はこちらをクリック↓
セメント瓦は困る
こんにちは、山口です。
先日この東海地方にも上陸した台風21号・24号は、
場所によってかなりの被害がありました。
「屋根の袖が飛んでしまった」「棟が飛んでしまった」とか、
「この台風で雨漏りしている」と多くのご相談を頂き調査に伺いました
その中で多く見られたのが、セメント瓦(モニエル瓦)屋根の建物でした。
タイトルにも書かせて頂きましたが、
調査に伺い屋根がセメント瓦だと困ってしまうのです。
なぜこの瓦が困るかと言いますと、
セメント瓦は輸入品で、もう10年ほど前にメーカーさんが潰れてしまっている為、
瓦や棟・袖などの材料がもう世の中にないとからです。
大きさも、日本の瓦よりも袖なども長いので、使用する事ができません。
つまり代替え品がないという事になってしまいます。
部分的に4本だけ袖が飛んでしまったなどの場合でも、
材料がないので、補修ができません。
雨漏りの修理をする場合でも同じです。
平瓦をめくらないと修理ができないのですが、
めくる時に釘を抜くため、数枚は必ず割れてしまいます。
しかし割れてしまった瓦の代わりは無いのです。
僕らが困るのは、屋根でも雨樋でもそうなんですが、
メーカーが潰れていたり、商品が廃盤になっている場合、
部品や材料がないので、部分改修が出来ないという事です。
屋根材を選ばれる時には、そのメーカーさんや、
現在の屋根材の評判なんかをしっかりと調べてから、
選ばれると良いと思います。
メーカーは潰れなくても、商品が廃盤になってしまう事も多々ありますので、
新築時・リフォーム時にも屋根材選びはしっかりとして下さいね!!
ご相談はこちらをクリック↓
雨漏りはどこから起きるのか
こんにちは、山口です。
今回のような台風時や、
風が強く、横なぐりの雨の後に調査のご依頼を多くいただきます。
普段は雨では雨漏りしないのに、どうしてその時だけ雨が漏るのか
その原因の一つに、雨仕舞いがあります。
雨仕舞いとは、簡単に言いますと、屋根や壁など、
建物表面や隙間の雨水を適切に処理し、不具合をなくすことです。
雨仕舞いが適切でない箇所、つまり意図せずに建物に仕込まれてしまった、
目に見えない部分での不具合箇所から、
雨水が室内へ侵入してしまうため、雨漏りしてしまうのです。
この意図しなかった雨漏りは、建物の瑕疵(欠陥)であり、
それにより建物はリスクを抱える場合がございます。
そのため、新築工事の場合は瑕疵保険、
雨漏り補修工事の場合は施工会社やメーカーの保証書がございますから、
工事を契約される前に、保証について確認をすると良いと思います。
もしわからないような事があれば、お気軽にご相談ください。
ご相談はこちらをクリック↓
天井は確認していますか?
こんにちは、山口です。
弊社にお電話をいただいた際に「天井にシミがあるのですが・・・」
というご相談をとても多くいただきます。
天井と言っても、普段全く入らない部屋にある、
クローゼットの内側や物置部屋などにシミができている場合が多いです。
押し入れの中ですと服や座布団、布団などが湿っているということもよくあります。
天井に断熱材が入っていますとカビの原因に。
入っていないと、カビだけでなく、シミもできていた、
ということになってしまいます。
築年数が40年以上ですと断熱材が天井に入っていない建物も多く、
これらは屋根から雨水が入るとすぐに天井にシミができるため、
比較的気にしていたらすぐに見つけることができます。
近年の建物は天井にグラスウールと呼ばれる綿のような、
繊維質の断熱材が入っているため、一旦雨水が入っても、
この断熱材が雨水を吸ってしまうので、
雨漏り初期の段階で発見することは難しいのですが、
吸いきれなかった雨水が天井にシミを作るため、カビなどで黒くなってしまいます。
もし黒くなっていましたら、雨漏りを疑いましょう。
一度、室内の天井等にシミ・カビがあれば、
早めにプロに診断してもらうと良いと思います。
ご相談はこちらをクリック↓
アルミ製車庫・庇
こんにちは、山口です。
今日は台風時によくある事例を紹介します。
それは、アルミ製の車庫(カーポート)、
洗濯干し場の雨よけの庇などの屋根が飛んだ、外壁が飛んだなどです。
庇の屋根材として取り付けしてあるポリカ波板は、
プラフックと呼ばれるプラスチック製のもので、下地に留め付けしてあります。
アルミ製の骨組みでできている庇などの屋根は、
貼り替え、部分補修する場合も既設と同じく、
このプラフックで留め付けしないと
大変な事になってしまいますから注意して下さい。
プラフックではなく、鉄やステンレス製のフックで留め付けしてしまうと、
屋根が骨組みに強固に固定されるため、屋根のみではなく、
骨組みごと本体が飛ばされてしまうことになります。
プラフックで留め付けてあればフックが切れるので、屋根のみが飛んでいきます。
屋根が飛んでしまえば、風は抜けていくため、
本体ごと飛ばされることを防ぐことができ、被害が小さくすみます。
本体ごと作り直すよりも、当然屋根のみの修理の方が安くすみます。
ご自分でホームセンターなどで買って、修理をされる場合は注意して下さいね。
ご相談はこちらをクリック↓