昔の仕様
こんにちは、山口です。
最近はあちこちで集中的な豪雨が起きています。
雨が短時間で何十ミリも集中的に降り、
あちこちで被害が出ていますので、
皆様も、お気をつけてくださいね。
さて、今回は瓦の施工、葺き方についてお話しします。
昭和に建てられた住宅の陶器瓦屋根は、
土葺きという工法(仕様)で葺いてあります。
この土葺きは土の粘りで瓦が固定する工法で、
年数が経過しますと瓦がズレたり下がったりしてきてしまいます。
こういった屋根の野地板の上には、ひかわや杉皮が敷いてあります。
大雨や強風時に瓦本体の下に雨水が入ってしまった場合、
そこで、土やひかわなどが雨水を吸ってくれればいいのですが、
吸いきれないほどの雨が入ってしまうと、当然雨漏りしてしまいます。
昔の仕様ではこのように防水シート(ルーフィング)などの、
下葺き材がないために近年の雨の降り方では対応できない事が多いです。
これからの時期も、夕立が起こったりゲリラ豪雨が起きたりします。
昔の仕様(施工工法)では限界がありますので、
ご注意してくださいね!!
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